
TEAM Sylph / DESIGN DETAILS
私たちが本当に作りたかった、生地縫製にこだわった服。
BonnSylph はブランドではなく、ただただ良い服を造りたい「服作りフリーク」チームです。

CHIEF DESIGNER / PATTERNER
すごくベーシックに、美しい服を作る。
私達の母体は、実は国内屈指のアパレル OEM / ODM メーカーです。私達が作った服は、皆様のよく知る様々なブランドに名前を変えて、数多く世の中に出ています。
OEM / ODM メーカーは企業様からの安定した発注をいただけますが、「この生地、この縫い方、このデザインでやりたいけど、予算オーバーだから出来ないな、、。」私達デザイナーは、いつも葛藤しています。
私達は、ひとつチャレンジをします。一度原点に立ち返り、私達デザイナーが本当に作りたかった生地縫製にこだわった服を、私達だけで、気の済むまで作ります。
私達のこだわりを一度手にとって触れてみてほしい。BonnSylph はブランドではなく、ただただ良い服を作りたい「服作りフリーク」チームです。

どこまで自分たちで管理するかで品質が決まる。
一切妥協なしの縫製仕様が、私達の「普通」。
一般的な服作りの工程 :
多くのブランドではデザイナーがデザインのみを行い、それから先の工程をOEMメーカーに外注しているケースが多く見られます。このような場合は外注先のOEMメーカーにより品質のバラつきが多く、ブランド側で細かな品質を管理しきれないことがあります。
Sylph の服作り :
私達はもともとのベースがOEMメーカーであり、生産工程における細部まですべてを自分たちで管理しています。そのベースがありながら、20年間様々なブランドの服を作ってきたデザイナーが、自社オリジナル製品のデザインを行っています。

DESIGN DETAILS
20年間、様々なブランドの服を 手掛けてきたから分かる。 すごくベーシックに、 美しい服を作る縫製仕様。

コート・ジャケットの裏側までデザインする
パイピングまたは折伏せをきっちり行い、ほつれなく内側の見た目もすっきり仕上げています。パイピングは縫い代の端をテープでくるむ仕様に。折伏せは縫い代端を裏側に織り込みステッチで抑える仕様にしています。
さらに、厚みを出したくないものはパイピング始末、薄地は折伏せと使い分けを行い見た目にも綺麗に仕上げています。

肌の刺激を抑える処理
パーカーのフード襟ぐりやファスナーテープ布はくるむまたは押さえるなど、縫い代を包むように処理するバインダー始末をすることで縫い代が立ち上がり肌への刺激を抑える効果があります。またファスナー端など同素材やソフトな素材生地でくるみテープ端が肌をf刺激するのを抑えます。地味なところですが、女性にとって肌への刺激は無視出来ないポイントです。

透け素材の仕立ては見た目重視で
繊細な透け素材はロックせず袋縫いします。2枚の布地を外表に合わせて縫い合わせ後,裏に返し,裁ち目を中に包むようにして縫うことで見た目の美しさを優先しています。

ポケットは厚み(重さ)まで計算する
薄手の生地でポケットがあるデザインの場合、その厚み(重み)でシルエットが崩れてしまうことがあります。そのようなときは片端をわ(輪)にする袋縫い処理をすることで極力薄く、服の形が崩れないようにしています。

襟ぐり・アームホールの弧を美しく仕上げる
襟無しのデザインの襟ぐりや袖なしのアームホールの弧の部分は裏バインダー始末をします。縫い代部分に対して、三つ折れもしくは四つ折れのパイピング始末を行い、その後にバインダーを裏側に折り返してステッチで押さえます。表側からはシングルステッチのみが見えて、裏から見るとテープ状に始末されたように見えます。既製のバイヤステープを使用する事もありますが、共生地をテープ状に加工して縫製をしています。

安定していつまでも美しい衿(えり)
台衿または月腰は、衿を美しく仕上げるために必須の処理です。台衿または月腰のない衿は、衿折れ部分がおおよその位置になりますので縫製やアイロンの仕方によって衿が折り返る位置が変わってしまいます。適切な補強を入れることで、いつまでも形を保てる衿に仕上げています。

ジャケット・コートは飾りも手抜きなし
一般的に袖口はあまり注目されない部分で縫い目を減らす処理の(コストダウンの)対象になりがちです。逆に袖口の処理を見ればその服の品質が分かるとも言われています。
テーラードジャケットやコートの袖口にはオーダースーツ等で施される本切羽(本開き)、開き見せ(飾り明き)の場合でも袖口先のボタンの付け位置にひだやダーツをとり、縫い目があいているように見せる妥協しない処理を施しております。

薄地の袖口には着やすいひと工夫
ワンピースなどの薄地のカフスにはさり気なく内側にゴムを入れることで着脱しやく、またたくし上げた時に好みの位置で固定できるようにしています。